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“本当に”広告をするつもりなら、もっとセンスもてよ、と思う。 広告のないシンプルなページが魅力だったはてなダイアリー(無料版)ですが、もうそれも望めないようなので移動します。公開の準備ができ次第こちらでお知らせをし、ころあいを見てはてなダイア…

今日もたくさん汗をかいた。仕事帰りに図書館へ寄る。5冊返して3冊借りた。 目であるく、かたちをきく、さわってみる。/ マーシャ・ブラウン / 港の人 島暮らしの記録 / トーベ・ヤンソン / 筑摩書房 オスカー・ワオの短く凄まじい人生 / ジュノ・ディアス /…

チェーホフがわからない。古本屋さんで見つけてなんとなく買っておいた『チェーホフ短篇集』とか、図書館で借りた『チェーホフ 短篇と手紙』を、最初はおもしろく読んでいた。けれど、数をかさねていくごとに少しずつ居心地が悪くなって、なんだかチェーホフ…

よく見もせずに「かため」の歯ブラシを買ってしまった。かたい。 堀江敏幸の『燃焼のための習作』を読んだ。『河岸忘日抄』に連なる長篇小説で、雨に閉ざされた探偵事務所を舞台とするワンシチュエーションものでありながら、これもまた『河岸忘日抄』とおな…

晴れ。ぞうとねことくまをベランダに出す。 檸檬シロップの底にたまった砂糖をスプーンでかき混ぜる。褐色なのはきび砂糖で仕込んだからだろう。炭酸水で割って飲むのを楽しみに混ぜる。 蕎麦を湯がいて昼食をすませ、ソファで『雲をつかむ話』を読む。多和…

買いもののついでに、河原町OPAにできたBOOKOFFへ寄ってみた。おもに文庫の105円コーナーを見てまわる。関西最大の売り場面積を謳うポスターがあったけど、この105円コーナーはあまり広いとは感じなかったな。壁一面のトレカコーナーとかがあったから、そう…

たのしみにしていた約束が流れた。缶ビールを1缶買って帰る。夕食を作る気持ちもしぼんで、鯵の干物と、ニラ玉と、味噌汁をおかずに手早くすませた。 湯を沸かしてお茶をいれ、ソファで辻まことの『山からの絵本』を読む。買っておいてくれた半年前の自分あ…

ダ・ヴィンチ6月号は「男と、本。」の特集。学生のころはたまに買っていたけれど、読む本の傾向が変わってここ数年手に取らずにいた。わたしも当たり前のように本を読む男が好きだ。 読書家の芸人として若林正恭が登場。ひねくれているのに素直というか、矛…

『姉の結婚』3巻を読んだ。今までそんなことなかったのに、いきなり歌い、踊りだしてびっくりした。 それにしても一途な男たちだ。前作『娚の一生』の海江田しかり、今作の真木しかり。勝手に惚れてくれるし、いくらひどいことを言ってもぐずぐずしても、絶…

5月か。本を読んだり読まなかったりした。ツタヤで借りた『シャレード』がおもしろかったので、オープニング・タイトルをはっておこう。モーリス・ビンダーのタイトルデザイン、ヘンリー・マンシーニの音楽、どれも秀逸です。

川上弘美の『神様2011』を読んだ。深緑色のオビがまかれた、ハードカバーのすこし小さな美しい本。近所に越してきたくまに誘われて河原へ散歩に行く、ほのぼのとした温かみのある短篇『神様』が、福島の原発事故を受けて改稿された。 防護服、「あのこと」、…

文庫化されると知って、ようやく『1Q84』のBOOK2まで読んだ。ミステリ小説のような書きぶりで、思いのほかすいすいと読めた。村上春樹が書きそうな物語、とでもいおうか。いや、いままでの作品にないくらいピュアな恋愛小説かもしれない。年号をもじったタイ…

ついに給湯器の火力を最大にした。さわるものみんな冷たい。お椀、ノート、お風呂場のシャンプー液。布団のなかでケータイの画面が曇っている。シーツの冷たい部分を探して体温をうつす。寒い。とはいえ動物園にいるホッキョクグマが喜ぶと思えばうれしい。…

うさぎ、ユニコーン、リボン、ワンピース、窓の外に見える森、色とりどりの石。モチーフを抜き書きするだけで、物語が含まれていく。 ASPIDISTRAFLY / A LITTLE FABLE

村上春樹の『おおきなかぶ、むずかしいアボカド』を読む。第一集にあたる『村上ラヂオ』は文庫で持っているけれど、せっかくなので単行本も買うことにした。(大人になるってこういうことだ)奥付は2001年6月20日の二刷り。 装丁はどちらも葛西薫。この10年…

『永遠の僕たち』のレヴューによく名前が挙がってくる40年前のアメリカ映画『ハロルドとモード』がDVDになるようだ。予約をすませ、あとは発売日を待つだけ。この映画のことは『ぽかん』という冊子の小特集で知り、いつか観たいと思っていた。まわりの映画好…

多和田葉子の『文字移植』を読む。『アルファベットの傷口』を改題したもので、ある小説を翻訳するためにカナリア諸島を訪れた「わたし」の物語が展開されていく。 において、約、九割、犠牲者の、ほとんど、いつも、地面に、横たわる者、としての、必死で持…

余命3ヶ月の少女と、死にとらわれた少年の恋物語――なんて書くと、大ヒットケータイ小説や「助けてください!」やあれやこれやを思い出してげんなりしそうだが、『永遠の僕たち』はなかなか、というよりも潔く「好きだ」と言ってしまおう。キャスト、映像、音…

「ご無沙汰しております。お元気ですか?」で書きはじめた年賀の挨拶状。本文は「すてきなあなたに」の誌面のような3段組みにし、レトロなカット図案集とフォトショップを駆使しながら(と言うほどでもないけれど)、「暮しの手帖」風年賀状を作り上げた。挨…

仕事帰りにショッピングモールへ行く。年末だからか、親子連れにおじいちゃんおばあちゃんも加わって大変なにぎわいだった。年越しのお供に柚子酒、炭酸水、ピスタチオを買う。もちろんお蕎麦も。テレビがないので静かな年明けになりそう。紅白歌合戦も、「…

風邪をひいた。枕元に1.5Lのポカリスエットと読みかけの本やら雑誌やらを持ってきて、休み中ずっと寝ていた。

餃子を作るとき、いつもるきさんを思い出す。焼きたてのあつあつをお皿に山盛りのっけて、友だちのえっちゃんにふるまっている。高野文子の『るきさん』。そういえば長嶋有の『安全な妄想』にも、「餃子パーティ」について触れたエッセイがあった。曰く、「…

澁澤龍彦『高丘親王航海記』をモチーフとしたコンピレーション・アルバム『invisible folklore』

百萬遍の古本まつりへ。わたしが行った10月30日は生憎の天気で、ほとんどの棚に透明のビニールやブルーシートがかけられていた。雨粒のついたビニール越しに書名が歪んで見える。時折、思い出したように雨が降った。ずいぶん着込んで行ったのに足元から冷た…

“Scanwiches”:サンドイッチを縦にカットして断面をスキャン。

「七穀ベーカリー」の七穀食パンでサンドイッチを作る。岡崎公園アートフェスティバルをぶらぶらして買ってきたものだ。サンドイッチといえば村上春樹を思い出す。手もとの『カンガルー日和』をひらくと「スモーク・サーモン・サンドウィッチ」、「乾ききっ…

2012年の手帳とカレンダーを買った。はやく何事か書き込みたい。手帳はモレスキンのデイリーダイアリー。1日1ページで、おぉこんなにも毎日が、と思う。日本の代理店を通したものより、アマゾンで買ったほうが安いので取り寄せた。カレンダーはHutte Paper W…

誤魔化そうとする国と、隠そうとするメディア。なにも信じることができない。本を読んでいても、料理をしていても、そのときは一瞬忘れていても、不安が完全に消えることはない。私でさえそうなのだから、被災地の不安は計り知れない。底の見えない暗い海に…

アートとクラフトで、よい暮らし 油彩画・アクリル画・日本画・版画・写真・オブジェなどのアート作品 陶磁器・ガラス・糸・木工・革などのクラフト作品 古道具とアートな植物の販売やワークショップのコーナー second hand book sale(本の持ち寄り無人販売…