買いもののついでに、河原町OPAにできたBOOKOFFへ寄ってみた。おもに文庫の105円コーナーを見てまわる。関西最大の売り場面積を謳うポスターがあったけど、この105円コーナーはあまり広いとは感じなかったな。壁一面のトレカコーナーとかがあったから、そういう儲かる(?)ところに棚を割いているのでしょう。
 
装丁がよいものを中心に5冊買った。壺井栄は写真の『あしたの風』(角川文庫)のほかに、『草の実』(角川文庫)、『柿の木のある家 他十五編』(旺文社文庫)を。どれも可愛らしいです。おそらくおなじ方の蔵書だったんだろうな。
フィリップ・K・ディックの『地図にない町』(早川文庫)の装画は真鍋博。「ディック幻想短篇集」とあるから、奇妙な味の小説としてもたのしめそう。あとは、読書にまつわる書き下ろしエッセイ集『読書と私』(文春文庫)。井伏鱒二池波正太郎山口瞳庄司薫などなど、29人の芥川賞直木賞受賞作家の随筆が収められている。

庄司薫といえば、このあいだ『バクの飼主めざして』(講談社文庫)も、表紙が可愛くて衝動買いしたんだった。
本は増えてしまったけど、可愛くて安くて大変得した気分です。