diary

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“本当に”広告をするつもりなら、もっとセンスもてよ、と思う。 広告のないシンプルなページが魅力だったはてなダイアリー(無料版)ですが、もうそれも望めないようなので移動します。公開の準備ができ次第こちらでお知らせをし、ころあいを見てはてなダイア…

今日もたくさん汗をかいた。仕事帰りに図書館へ寄る。5冊返して3冊借りた。 目であるく、かたちをきく、さわってみる。/ マーシャ・ブラウン / 港の人 島暮らしの記録 / トーベ・ヤンソン / 筑摩書房 オスカー・ワオの短く凄まじい人生 / ジュノ・ディアス /…

よく見もせずに「かため」の歯ブラシを買ってしまった。かたい。 堀江敏幸の『燃焼のための習作』を読んだ。『河岸忘日抄』に連なる長篇小説で、雨に閉ざされた探偵事務所を舞台とするワンシチュエーションものでありながら、これもまた『河岸忘日抄』とおな…

晴れ。ぞうとねことくまをベランダに出す。 檸檬シロップの底にたまった砂糖をスプーンでかき混ぜる。褐色なのはきび砂糖で仕込んだからだろう。炭酸水で割って飲むのを楽しみに混ぜる。 蕎麦を湯がいて昼食をすませ、ソファで『雲をつかむ話』を読む。多和…

たのしみにしていた約束が流れた。缶ビールを1缶買って帰る。夕食を作る気持ちもしぼんで、鯵の干物と、ニラ玉と、味噌汁をおかずに手早くすませた。 湯を沸かしてお茶をいれ、ソファで辻まことの『山からの絵本』を読む。買っておいてくれた半年前の自分あ…

ついに給湯器の火力を最大にした。さわるものみんな冷たい。お椀、ノート、お風呂場のシャンプー液。布団のなかでケータイの画面が曇っている。シーツの冷たい部分を探して体温をうつす。寒い。とはいえ動物園にいるホッキョクグマが喜ぶと思えばうれしい。…

「ご無沙汰しております。お元気ですか?」で書きはじめた年賀の挨拶状。本文は「すてきなあなたに」の誌面のような3段組みにし、レトロなカット図案集とフォトショップを駆使しながら(と言うほどでもないけれど)、「暮しの手帖」風年賀状を作り上げた。挨…

仕事帰りにショッピングモールへ行く。年末だからか、親子連れにおじいちゃんおばあちゃんも加わって大変なにぎわいだった。年越しのお供に柚子酒、炭酸水、ピスタチオを買う。もちろんお蕎麦も。テレビがないので静かな年明けになりそう。紅白歌合戦も、「…

風邪をひいた。枕元に1.5Lのポカリスエットと読みかけの本やら雑誌やらを持ってきて、休み中ずっと寝ていた。

餃子を作るとき、いつもるきさんを思い出す。焼きたてのあつあつをお皿に山盛りのっけて、友だちのえっちゃんにふるまっている。高野文子の『るきさん』。そういえば長嶋有の『安全な妄想』にも、「餃子パーティ」について触れたエッセイがあった。曰く、「…

百萬遍の古本まつりへ。わたしが行った10月30日は生憎の天気で、ほとんどの棚に透明のビニールやブルーシートがかけられていた。雨粒のついたビニール越しに書名が歪んで見える。時折、思い出したように雨が降った。ずいぶん着込んで行ったのに足元から冷た…

“Scanwiches”:サンドイッチを縦にカットして断面をスキャン。

「七穀ベーカリー」の七穀食パンでサンドイッチを作る。岡崎公園アートフェスティバルをぶらぶらして買ってきたものだ。サンドイッチといえば村上春樹を思い出す。手もとの『カンガルー日和』をひらくと「スモーク・サーモン・サンドウィッチ」、「乾ききっ…

2012年の手帳とカレンダーを買った。はやく何事か書き込みたい。手帳はモレスキンのデイリーダイアリー。1日1ページで、おぉこんなにも毎日が、と思う。日本の代理店を通したものより、アマゾンで買ったほうが安いので取り寄せた。カレンダーはHutte Paper W…

誤魔化そうとする国と、隠そうとするメディア。なにも信じることができない。本を読んでいても、料理をしていても、そのときは一瞬忘れていても、不安が完全に消えることはない。私でさえそうなのだから、被災地の不安は計り知れない。底の見えない暗い海に…

アートとクラフトで、よい暮らし 油彩画・アクリル画・日本画・版画・写真・オブジェなどのアート作品 陶磁器・ガラス・糸・木工・革などのクラフト作品 古道具とアートな植物の販売やワークショップのコーナー second hand book sale(本の持ち寄り無人販売…

体調を崩したせいで、今年は下鴨の古本まつりへ行けなかった。約80万冊といわれる古書のほかに、かき氷やフランクフルトを売るちいさな売店もあって、下鴨納涼古本まつりは年3回行われる古書市のなかでいちばん「まつり」らしい。もう残念無念で仕方がない。…

7月24日正午、予告どおりテレビが映らなくなった。「ご覧のアナログ放送の番組は、本日正午に終了しました」という青い画面があらわれて、今はもう砂嵐だけを映している。むかし、あかちゃんに砂嵐を見せると泣きやむ、なんていうのをテレビでやっていた。音…

電子レンジのなかで小爆発を起こしているポップコーン。カーテンがまあるくふくらむ。風があるせいか、そう暑くない。洗濯機を買ってはじめてのいい天気。ベランダではためいて、洗剤のいいにおい。テレビの野球中継をアナログ放送終了の表示が邪魔をしてい…

「こんなの買った覚えがない」ほどに日焼けたへんな色の扇風機によそよそしさを感じる。いつかのクウネルに暑い夏のすごし方が紹介されていたのを思い出して、めあてを本棚から出してきた。 窓の外にすだれをかけ、太陽光線や照り返しをやわらげる エアコン…

お給料日で気持ちが大きくなっているせいか、深夜にBOOKOFFのネットショップとAmazonを巡回して古書をいくつか注文した。娯楽が二千円弱ですむならば安いものだけれど、それが度重なるといけない。きのうは佐々木マキの『うみべのまち』を買ったし、フェリペ…

がたごと電車にゆられて久しぶりに町まで出てきた。鞄のなかには、岩波書店が発行している小冊子『読書のすすめ』が入っている。 マルイのFUTABA+へ。6階にある店舗のほかに、「好奇心の部屋」「恋愛」「休日」などのテーマで選書された本が、各階のパブリ…

くもり。訪ねてくるひともなく、のろのろとすごす。夕方になってようやく起きだして、本を返しに図書館へ行った。返却ポストに本を落とし、それらのちいさく乾いた音を聞く。つながれた茶色い犬の黄色い首輪。 1パック230円のいちごをひとつ買ってきて、ジャ…

引き出物のカタログギフトで注文していたディナープレートが届いた。想像よりもずいぶんと大きい。片付けるためには、棚に入っているほかの食器を取り出さなければならず、自然と面倒になって、いまでは作業台の上にでんと置いたままになっている。そうして…

暑いくらいの日。洗濯機をまわしているあいだに図書館へ行った。今回のタンタンは『めざすは月』、『月世界探検』の2冊。それから荻原魚雷の『古本暮らし』を借りた。向かい風に自転車を進めながら、頬があつくなっていくのがわかる。寄り道して買ったポカリ…

梨木香歩の『ぐるりのこと』(新潮文庫)や、早川茉莉の『玉子ふわふわ』(ちくま文庫)、オスカー・ワイルドの『幸福な王子』(新潮文庫)。銅版画家・南桂子の作品が装画に使われている本だ。今年は生誕100年にあたるようで、展覧会が開催されたり、MOEで…

お弁当を持ってお花見に出かけた。携帯コンロでコーヒーを淹れる人、マクドナルドハンバーガーを食べる親子、人待ち風の外国人、川の向こう岸にはかわいい犬がいた。適当な石垣のでっぱりを見つけて腰をおろし、お弁当を広げる。風がびゅうびゅうと強く吹い…

はじめて入ったパン屋さんのドーナツがおいしかった。きつね色にまあるく、グラニュー糖でぴかぴかとひかっている。通りの西のつきあたりには桜の木。 みじかい春休みをとって、読むか寝るかしていた。奇妙な味の短篇を中心に、ジェラルド・カーシュ、ジュー…

もうそろそろお鍋の季節も終わりだから、鶏鍋にしようと栞をはさむ。白菜、えのき、つくね、豆腐、柚子のお酒と炭酸水、しめくくりは溶いた玉子をおとしたおじや。深めの片手鍋ですませる趣のないお鍋ではあるが。。 先日発売されたku:nelを読んで、包丁を研…